毎月第４土曜日の”めぐる市”で「めぐる写真撮影会」を開催しています。
最近はスマホやデジカメで簡単に写真が撮影できるから、写真をちゃんと撮影する機会ってなくなったと思いませんか。
そんな写真はいつの日か、今を思い出させてくれますよ。
外山亮介 1980年、東京手描友禅染の家に生まれる。中央大学卒業後、映像制作会社太陽企画を経て、代官山スタジオ勤務。 退社後、NGOカメラマンのアシスタントをしながら、写真活動開始。2008年に同世代の工芸を継ぐ、全国各地の職人のポートレートを撮影。 自身のルーツでもある「ものづくり」への興味が強まり、その一からモノを作り出す姿勢を写真にも活かすべく、写真黎明期の技術を取り入れた作品制作 を行なっている。現在は東京から京北に拠点を移し、自然と共生していた時代の日本の暮らしを体験しながら、自らの価値観の変化を確認中。
“めぐる写真撮影会 開催の想い”
ここ数年、 ずっと気にかかっていたことがあります。
最近の遺影が、 顔を切り抜いて合成したものばかりなことを。
元の写真は素敵なんだけれど、
無理に遺影にしてあることに違和感を感じてしまいます。
写真の歴史上、 最も多く写真撮影がされている時代にも関わらず、
こういう状況になっていることに、
写真を生業にしている者として少し寂しさを感じています。
せめて自分の周りの人たちのことをちゃんと遺しておきたい。
そう思って、 めぐる市で「めぐる写真撮影会」と称して、
簡易スタジオを用意しました。
遺影に限らず、 家族写真でも、 友達とでも、
未来に残る写真を撮りませんか。
料金
京北・美山在住 70歳以上の方 5,000円
京北・美山在住 70歳未満の方 10,000円 (京都市北部山間地域の方も含む。)
その他地域の方 20,000円です。
料金にはA4サイズの写真が一枚含まれています。
追加A4印刷は1,500円、2Lサイズの印刷は1,000円です。
撮影時間は11時-16時
※出来る限り安価での提供を目指しているため、ヘアメイク、貸し衣裳などの用意はしておりません。
※現金払いのみとなっております。
※事前予約をお勧めいたします。(当日予約も可能です。)
※写真のお渡しまで一週間程度かかります。
お問い合わせ 090-9385-2491(外山)
また、先日出版された外山さん拙書「導光ー花は盛りにー」も、現地にて数量限定で販売されています。価格は3850円（税込）。
2008年の「種」という作品から現在まで十数年間の、写真に関する試行錯誤を書き綴った初めての作品集。写真集と言うよりは、読み物寄りで、580ページの7万字。家業である染色職人を継がずに写真家になった外山さん、自分の心の中の葛藤〜挑戦、日本の伝統工芸を継承する若手を１０年の歳月を経て撮影した写真と思いが綴られています。
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